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食品栄養科学部の共同研究成果を活用した化粧品が発売開始


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株式会社コーヨー化成(富士市)からバラの抽出エキスを使用した、化粧品「baraio」シリーズの乳液「ローズスキンモイスチャライザー」が発売開始されました。この化粧品乳液には、本学の食品栄養科学部食品化学研究室が同社および静岡県工業技術研究所とともに実施した共同研究の成果が活用されています。

静岡県は全国でも有数のバラの産地ですが、市場に出荷する際に、形の悪いものや既に咲いてしまった花弁は、「くずばな」として大量に廃棄されていました。そこで同社が中心となり、バラ農家や企業、大学、工業技術研究所が協働した“静岡バラプロジェクト”が2016年に発足し、年間を通じた高品質なバラを栽培するための取り組みとともに、「くずばな」を活用した香り素材抽出技術の確立とその抽出物(ローズウォーター)を活用した化粧品の開発を始めました。
その結果、ローズウォーターをベースとした3種類の化粧品が開発?発売されました。

今回、発売が開始された化粧品乳液「ローズスキンモイスチャライザー」には、静岡バラプロジェクトに参画した食品化学研究室(博士前期課程2年の立花優依さん、寺田祐子助教、伊藤圭祐准教授)が見出した、静岡県の農産物に含まれる香り成分に皮膚線維芽細胞のコラーゲン産性能を高める効果があるという研究成果が活用されています。

2月2日に発売開始された化粧品乳液(baraio)

【関連リンク】
食品化学研究室
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/foodchem/(研究室サイトへリンク)

baraioブランドページ(株式会社コーヨー化成)
https://baraio.jp(外部サイトへリンク)

静岡県工業技術研究所
https://www.iri.pref.shizuoka.jp(外部サイトへリンク)


(2022年2月8日)

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