本学は、人材の地域内循環を促すことなどを目的に、学生の共育に貢献していただいた社会人を、健康長寿フェロー、地域みらいづくりフェローとして認定する制度を昨年新設し、7月29日に2回目となる認定証授与式を草薙キャンパスで行いました。
今年度は、健康長寿フェローとして、本学で健康長寿に係る講義や演習等の共育活動に従事された医師や看護師など7名の方を認定し、地域みらいづくりフェローとして、地域に係る講義や演習等の共育活動に従事された学芸員や音楽家など9名の方を認定しました。
授与式には、健康長寿フェロー3名と地域みらいづくりフェロー6名の合計9名の方が出席され、鬼頭宏学長が直接認定証を授与しました。
鬼頭学長は、各フェローの方々に感謝の意を伝えるとともに、「昨年11月に本学ではSDGs宣言を行い、静岡を良くすることを通じ、世界を良くする人材を育てていきたいと考えています。その人材育成の中核となるのが皆さんに関わっていただいている“しずおか学”などの講座です。引き続きご支援をお願いします」と今後の支援についても依頼しました。
地域みらいづくりフェローに認定された焼津小泉八雲記念館学芸員の那須野絢子さん（本学国際関係学研究科修士課程修了）からは、「今回の認定はとても光栄なことです。担当した『小泉八雲と焼津』の講義では学生が熱心に受講していて反応も良かったです。将来的には八雲を学びたいから静岡県立大学に入学したという学生が生まれればうれしく思います」との夢も聞くことができました。

(2020年7月31日）