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「日本茶」の講義をカリフォルニア大学デービス校と結びオンライン教育


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本学では、2018年度から、上智大学およびお茶の水女子大学と共同で、オンライン教育(Collaborative Online International Learning : COIL)を利用した遠隔教育および交流事業を軸とした、日米2国間の大学間連携を図るプロジェクトに取り組んでいます(2018年度文部科学省「大学の世界展開力強化事業~COIL型教育を活用した米国等の大学間交流形成支援~」)。
6月13日、全学共通科目「Japanology:Science and Society」のなかで、カリフォルニア大学デービス校 (UCD) と接続し、両校の学生が「日本茶」について同時に受講するCOIL型教育を実施しました。今回の講義は、本学のCOILプロジェクトにおいて、本学から海外へ発信する最初の試みとなりました。

「Japanology」は大学院食品栄養環境科学研究院小林裕和教授が代表教員となり、各部局教員の協力を得て、日本の地勢、文化、経済、産業などを英語で理解する科目です。今回の相手先であるUCDは、食品を含む農学分野において米国1位にランクされている名門です。本学の茶学総合研究センター (中村順行センタ?長) は、UCDのGlobal Tea Initiative (GTI) と連携活動を推進しています。

今回お招きした講師は、NHK Eテレなどの出演でも有名なスウェーデン人のブレケル?オスカル氏。同氏は、静岡県農林技術研究所茶業研究センターで茶生産加工の実務を研修するとともに、苦節の末、合格率30%弱の日本茶インストラクターの資格を取得されています。

講義は、「日本茶の特質」と題し、品種や栽培、加工方法に始まり、微妙な香味を活かすためのおいしい淹れ方の実演などを介し、「日本茶」の魅力、幅広さを体感するものとなりました。特に、美味しい淹れ方の実演に関しては、デービス校においても、米国在住の日本茶インストラクターであり日本茶大使でもある和気礼子氏に登場いただきました。和気氏には、本授業で使用するものと同じお茶を事前に送付し、周到に準備していただいた後、日米双方で淹れ方の実演を共有する内容となりました。
実演したお茶は、まず水出しで淹れた冷茶の「香駿」。冷たくしても菫のようなさわやかな香りが特徴の品種に日本茶の幅広さを感じました。次に、氷出しで淹れたサクラの香りが強く出る「静-7132」は、旨味も強く出ていました。三番目には、最近育成されたアッサム雑種である静印雑131の血を引く「近藤早生」を熱々で淹れ、アッサム雑種特有のジャスミン様の香りを愉しみました。最後に、静岡県内の90%以上の栽培面積を占める「やぶきた」を用い、標準的な美味しい淹れ方により一煎目と二煎目の香味の違いを愉しみました。日本の学生はもとより、4種類のお茶の違いや淹れ方による違いを、米国側の学生も感じ取っていただけたようで大好評でした。

講義時間も瞬く間に過ぎ、双方からの質問の時間も十分取れませんでしたが、「日本茶」の幅広さ、魅力をグローバルに伝えるためには非常に有益な第一歩となりました。

(2019年6月21日)

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